科目名:基礎看護学 援助論Ⅶ(栄養)
学習目標:対象の状態に適した食事介助の選択ができる
今回は、栄養の4 回目の授業です。以下のように様々な患者を設定し、それに合わせた体位の工夫や食べさせ方など介助方法を学習します。また患者体験をすることで、食事介助を受ける患者の気持ちを理解し、援助時の注意事項や介助方法を学びます。
学びの1 例を紹介します。

48 回生(1年) 吉田 香織
事例①目が見えない・口がきけない
患者体験をしてみて、目が見えないとどこに何があるか分からず、一口の量も全く分からないので、食べにくいし、食べた気分になれなかった。口がきけないと、自分の食べたいものを伝えることが難しく、食べている時に次の食べ物を箸で持ってこられると焦ったし、待ってほしいことが伝えられず食べるのが大変だった。
援助者をしてみて、食べ物が取りにくく、一口サイズの量をとることが大変そうだったので、予め援助者が一口サイズに切って食べやすい環境を作ることが必要だと感じた。熱い食べ物は冷ましてから提供する必要がある。
事例②両上肢が使えない
患者体験をしてみて、言葉で相手に伝えることができても食べた気分にはなれなかった。自分のいつもの一口量と違ったため食べにくかった。
援助者をしてみて、今患者さんが何を食べたいのか知る必要があって、一回一回何を食べたいか聞くことが必要だった。患者さんの食べるペースに合わせてご飯をとって、焦らせないようにすることが必要である。
事例③座位保持が困難な患者
患者体験をしてみて、枕で首を起こすような形にすると嚥下しやすかった。上肢も動かせ、目が見えたので自分の食べたい物を自分のペースで食べられたので美味しく感じ、食べやすく、一番食べた気分になれた。
援助者をしてみて、座位保持が困難だと嚥下しやすいように枕を置き、首を立たせ、食べやすく体位を整える必要があると感じた。
学んだこと
自分で自立して食べるということは、食事を楽しむ一つの要素だとわかった。今後、援助者になる者として、相手のペースに合わせ、焦らせないことや食べやすい環境を作ることが必要であり、それが食事を楽しむことにつながるとわかった。