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放射線科

PET検査室について

PETとはPositron Emission Tomography(ポジトロン・エミッション・トモグラフィー)の略語で、CTが体の形態をみる検査に対して、PET検査ではがん細胞が正常組織よりもブドウ糖を多く取り込む特性を利用して生理機能を画像としてみることができます。PET/CTはこの2つを融合したもので高精度な融合画像を作成できるため、内臓の位置やリンパ節の位置などが確実に判定でき、腫瘍があった場合、それがどこに存在してどこまで広がっているのかを、PET検査単体よりも正確に診断できます。

PET検査の限界と弱点

PET/CT検査は、今まで発見できなかった癌が発見されることもありますが、限界もあります。微小な病変(数ミリ程度のもの)やFDGが排泄される経路にある癌(腎癌、尿管癌、膀胱癌、前立腺癌)、ブドウ糖を取り込まない性質の癌(高分化型の一部の癌)など不得意なものがあります。

一般的な人間ドックと併用するなど、他の検査と併用することで、より正確な診断が得られます。

当院の装置

当院では2018年9月にPET/CT装置の更新を行い、最新鋭の半導体PET/CT装置(GE社 Discovery MI)を導入いたしました。検出器の光電子増倍管部分が半導体となっており、高感度・高分解能の両立を可能としています。従来の装置では検出できなかった小さな腫瘍を明瞭に検出することができ、高齢者や長時間の撮像が困難な場合にも短時間での撮像が可能となりました。
また、当院ではサイクロトロンを備えており、PET/CT導入と同時に薬剤合成装置の更新も行い、アルツハイマー型認知症診断に有用とされているアミロイドPETも検査開始予定となっています。


  • PET/CT装置
    GEヘルスケア社製
    Discovery MI
  • サイクロトロン IBA社製 Cyclone 10/5
    サイクロトロン
    IBA社製
    Cyclone 10/5
新装置により検出された例
体内金属によるノイズを低減する画像再構成法が搭載されています
高体重の方でも撮像時間を短縮して診断可能な画像が得られます

PET撮像時間:左から 14分(1Bed/120sec) / 10分30秒(1Bed/90sec) /
7分(1Bed/60sec) / 3分30秒(1Bed/30sec)