当院宮川明祐医師の研究論文が世界的な医学雑誌「Gut」に掲載されました
- 25.07.02
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当院宮川明祐医師の研究論文が世界的な医学雑誌「Gut」に掲載されました
当院消化器内科部長 宮川明祐医師の「大腸内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)後潰瘍の縫縮に関する多施設共同ランダム化比較試験」に関する論文が、消化器分野の国際的トップジャーナルである「Gut」【2025年Impact Factor : 25.8】に掲載されました。
論文名 : Prophylactic clip closure after endoscopic submucosal dissection of large flat and sessile colorectal polyps: a multicentre randomised controlled trial (EPOC trial)
■ジャーナルホームページへのリンク https://gut.bmj.com/content/early/2025/06/03/gutjnl-2024-334463.info
■宮川医師のコメント
20-50 mm の表面型/無茎型大腸腫瘍 300 例を対象としたランダム化比較試験において、ESD 後に潰瘍底をクリップで予防的に閉鎖することで、全後出血率(6.7% vs. 20.1%)および重篤な後出血率(1.3% vs. 8.7%)がいずれも有意に低下しました。本研究により、予防的なクリップ閉鎖が大腸 ESD 後の安全性向上に寄与することが科学的に示されました。
この成果を踏まえ、当院では今後も安全性を一層高めた大腸ESDを提供してまいります。