統括病院長あいさつ
統括病院長 野村幸博
2025年4月より統括病院長を拝命しました。これまでの7年間の病院長時代に賜りましたご支援とご協力に感謝申し上げますとともに、今後ともご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。少子化や生産年齢人口の減少など社会構造が大きく変化する一方で、新型コロナ感染症や物価高騰などにより医療を取り巻く環境はたいへん厳しくなっています。そこで、旭中央病院の管理運営体制を強化するため、"統括病院長"というやや耳慣れないポストを新設することになった次第です。
この体制強化の目的は、広域診療圏における中核病院としての役割を維持・継続していくことにあります。当院の使命は、24時間365日対応の救急体制を継続し、最新の高度急性期医療を提供することなどによって地域医療を維持することであり、この使命を果たすためには多岐にわたる活動が必要となります。たとえば、院内的には医療安全の確保・医療の質の向上・医療設備管理・医療情報管理など、そして対外的には地域医療連携の強化・医療人材の確保・行政機関との協議などに注力しなければなりません。当院の新体制においては、院内の活動は主に病院長が担当し、対外的な活動の多くは統括病院長が担うことになります。
新しい体制のもと、旭中央病院は今後も安全で質の高い医療を提供していく所存ですので、地域の皆さまにはこれまでと変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
2025年4月
統括病院長 野村幸博
病院長あいさつ
病院長 糸林 詠
2025年4月に病院長を拝命いたしました。私は1987年(昭和62年)に初期臨床研修医として当院に入職しました。以後37年間主に消化器内科医として診療にあたって参りました。これまでは、たくさんの患者さんの疾患に向き合って診療にあたり、多くの経験をさせていただきました。地域の皆様に育てていただいたと思っております。今後は当地域の医療提供体制に目を向けて、皆様の健康寿命の延伸に少しでもお役にたてるように努めて参りたいと思います。
昨今、わが国の社会情勢には大きな変化が生じています。少子高齢化、人口減少、コロナ禍、物価高、働き方改革、高額医薬品に代表される社会保障費の高騰などです。これらにより、当地域においても診療提供体制に大きな変化が訪れています。特に当院のような地方基幹病院においてはその影響が大きいことがわかってきています。このような環境の中で、当院の管理体制も強化する必要性が生じました。その一環として、今回、野村前病院長が統括病院長となり、私が新たに病院長を拝命した次第です。前述した社会情勢の変化への対応として当局は、個々の病院の役割分担を明確にした新しい地域医療構想による効率化を求めています。当院としましても、これまで行ってきた救急医療、高度急性期医療、先進医療、小児周産期医療を中心とした役割をしっかり果たし、地域の医療機関との連携を密として医療提供体制を高いレベルで維持、確保していくよう努めて参りたいと思います。引き続きよろしくお願い申しあげます。
2025年4月
病院長 糸林 詠