閉じる

病院長あいさつ

  • 病院長 野村 幸博
    病院長 野村幸博

 旭中央病院は、千葉県北東部から茨城県南東部を医療圏とする自治体病院であり、1953年の開設以来地域の中核病院としての役割を担ってまいりました。病床数は989床、診療科目は40科で、急性期・高度急性期医療を中心に、小児医療、周産期医療、精神医療、緩和医療なども含めて専門性の高い診療を行っています。

 当院は「地域住民に信頼される病院」であることをめざしています。その一環として施設や医療機器の整備・充実を図ってきました。2011年に免震構造の新本館が竣工し、最新の機能を備えた中央手術室・血管撮影室では先進的な治療が行われています。また、高スペックの画像診断装置や放射線治療装置を導入し、最先端の医療を提供できる体制を整えています。

 このような施設・機器の整備に加えて、患者さんが安心・信頼して診療を受けられる病院であるために、次のような方策に力を入れています。

 まず、医療安全の確保です。医療安全管理推進室が中心となって、患者さんの安全を守る活動をしています。医療安全上の課題を抽出・分析して医療事故を予防し、また、医療安全研修会やワーキンググループ活動によって職員の安全意識の向上を図っています。感染対策室では、院内感染の予防や清潔環境の保全などの活動を行っています。

 そして医療の質の維持・向上も重要です。TQM(総合的質管理)センターでは、いろいろな質指標を用いて、医学的・社会的に正しい医療が行われているかを常にチェックしています。また、患者さんの満足度調査を定期的に実施し、問題点の把握と改善に努めています。

 職員の研修・教育活動にも注力しています。最新の医学・医療知識を身につけて日常診療に生かすためには、不断の学習が欠かせません。そのために臨床研究支援センターが職員の学会発表や論文作成をサポートし、臨床教育センターが臨床研修医の教育を統括しています。

 当院では草創期より剖検(病理解剖)を励行しており、全国でも最も剖検数の多い病院の一つです。これは、剖検とは医師にとってかけがえのない学びと反省の場であり、その後の診療や医療の進歩に大きく貢献すると認識しているからです。そして、不幸にして患者さんが亡くなったときに、ご家族に剖検を許可していただくことは、日ごろから医療者と患者さん側との信頼関係を築いてきた証になると考えています。

 最後になりますが、患者さんの安心のためには地域医療連携も欠かせません。これからの時代は、患者さんの生活を地域全体で支援していくことが求められるからです。当院はこれまで地域医療支援病院として医療・介護・福祉のネットワークづくりを行ってきましたが、今後も積極的に連携を推進していく所存でおります。

 これまで皆さまよりいただきましたご指導ご鞭撻に感謝申し上げますとともに、今後もご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2019年4月