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腎臓内科(当科の特色)

概要

 腎臓内科は1999年4月に増床し、1号館5階に49床の病棟と1号館4階と6階に合計158床の2つの透析センターで構成されている(看護単位は、病棟と透析センターの2単位)。病院は週休2日だが、透析センターは、年末年始も含め、日曜日以外は平日同様の体制で稼働しています。(※透析センターの項も参照)

診療内容・得意分野・科の特長

 当科は、千葉県の東部地域および茨城県の鹿行地域における腎疾患の拠点として、多数の腎関連の患者さんを紹介いただいています。原発性腎疾患(急性/慢性の腎炎やネフローゼ症候群)、膠原病や糖尿病など全身性疾患に伴う腎障害、高血圧、水・電解質異常、尿路感染症、急性・慢性腎不全、透析患者の合併症、各種血液浄化法を要する疾患、およびこれらの周辺疾患を扱っています。
 腎疾患に対し、ここ9年は年45-74例の腎生検を施行。IgA腎症については耳鼻咽喉科と連携し、扁桃腺摘出+ステロイドパルス療法も施行しています。
 慢性腎不全における透析導入患者は80-100名/年であり、また、透析センターの維持透析患者数が腹膜透析と血液透析を合わせ、420人前後おり、国内でも有数の規模を誇るセンターとなっています。さらに透析患者の高齢化に伴い透析患者の合併症が増加しています。合併症にはブラッドアクセスのトラブルを始めとする透析関連の合併症と共に、虚血性心疾患・悪性腫瘍・感染症などを始めとする様々な合併症がありますが、総合病院としてのメリットを生かし、各科と連携し様々な合併症に対する治療に当たっている。
また、2007年度より保存期腎不全に対し腎臓病教室と称した教育プログラムを立ち上げました。1週間の入院コースのほか、透析外来看護スタッフと協力して外来指導も立ち上げました。さらに、2007年度より透析領域では近隣の透析クリニックと地域連携パスの作成を開始、また、慢性腎臓病(CKD)の概念が普及するに伴って近隣からの紹介患者が増加してきており、地域連携を踏まえたCKDの管理システムも模索中です。
血液浄化領域では、救急救命科・集中治療部の整備と相まって持続透析(CHDF)がルーチン化し、さらにPMMAフィルターを活用した高サイトカイン血症に伴う病態の管理を積極的に行っています。また、血漿交換療法はもとより、潰瘍性大腸炎に対する白血球除去療法などあらゆる血液浄化法が可能となっています。また、2014年に入り、移動装置によるICUでの施行のみならず透析センターでのon line HDF の施行も可能となりました。
 医療の質を保つべく、クリニカル・パスの導入にも積極的に取り組み、現在、透析導入・ブラッドアクセス作成・シャントPTA・透析患者の心カテーテル検査・透析患者のTAE・腎生検・CAPD腹膜炎などのパスが実施されていますが、2007年からの電子カルテ化および2008年からのDPCにあわせ改変しました。
 腎疾患の診断・治療・長期管理、腎不全治療および合併症の管理を一貫して行えるシステムが構築されています。

受診について

 透析の方は各施設からの紹介状が必要です。アクセスの問題は透析センターへ直接TELにて確認してください。合併症などについては当該科へ直接受診となります。
 透析以外の腎関連疾患についても、原則かかりつけ医の紹介状を持参下さい。新患は原則火曜日と水曜日です。なお、緊急は土日も含め、救急などにて随時受け付けます。
 なお、腎臓移植関連は管理しておりません。

診療実績

入院患者

  2008
H20
2009
H21
2010
H22
2011
H23
2012
H24
2013
H25
2014
H26
腎疾患 252 309 296 285 304 287 295
透析関連 337 295 370 347 293 234 224
その他 58 49 27 31 27 62 73
647 653 693 663 624 583 592

腎生検数

  2008
H20
2009
H21
2010
H22
2011
H23
2012
H24
2013
H25
2014
H26
件数 49 55 70 74 55 48 49

透析導入

  2008
H20
2009
H21
2010
H22
2011
H23
2012
H24
2013
H25
2014
H26
件数 79 104 94 99 89 89 130

透析患者数

  2008
H20
2009
H21
2010
H22
2011
H23
2012
H24
2013
H25
2014
H26
年末HD 481 479 448 439 422 402 423
年末CAPD 17 22 23 23 19 17 16
498 510 471 462 441 419 439

透析療法以外

  2008
H20
2009
H21
2010
H22
2011
H23
2012
H24
2013
H25
2014
H26
血液濾過(HF) 13 10 67 140 122 116 131
血液濾過透析(HDF) 4 4 458 294 185 156 195
持続血液濾過透析(CHDF) 78 79 354 500 395 274 377
血漿交換(PE) 4 1 24 25 6 15 4
二重濾過血漿交換血液濾過(DFPP) 5 5 16 19 16 14 19
血液吸着(PA) 0 3 3 13 2 3 0
直接血液灌流(DHP) 0 1 1 0 0 0 1
エンドトキシン吸着(PMX-DHP) 0 0 6 8 8 16 28
白血球除去(LCAP/GCAP) 8 9 52 32 24 29 24
腹水濾過濃縮再静注法(CART) 0 1 0 0 0 0 0

アクセス

  2008
H20
2009
H21
2010
H22
2011
H23
2012
H24
2013
H25
2014
H26
内シャント(AVF) 77 99 101 95 103 108 111
グラフトシャント(AVG) 3 6 21 24 6 2 0
上腕動脈表在化 27 35 24 24 43 43 67
その他 7 9 9 7 8 12 5
計(件) 114 149 155 150 160 165 183

PTA

  2008
H20
2009
H21
2010
H22
2011
H23
2012
H24
2013
H25
2014
H26
PTA(件) 95 82 103 89 112 98 116