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糖尿病代謝内科(当科の特色)

当科について

 当科は、平成15年4月より診療開始となりました。

 糖尿病は、膵臓から出るインスリンというホルモンの働きが低下し、血糖値が上昇する病気です。血糖値が高い状態が続くと無症状のうちに全身の動脈硬化が進行し、特に眼や腎臓、神経を栄養する血管に合併症を引き起こします。
また、糖尿病があると平均寿命が約10年短くなる、がんや認知症、歯周病になりやすくなるということも近年わかってきました。さらに、高血圧症や高尿酸血症、脂質異常症といった他の生活習慣病にも同時にかかりやすくなるという特徴もあります。

 糖尿病を治療する目的はこれらの様々な合併症を予防し元気で長生きできるようにする(健康寿命を延ばす)ことです。しかし、糖尿病はどんどん進行する病気であり、これだけ医学が発達しても治療を始めるのが遅くなるとその進行を食い止めることは困難です。

 そんな糖尿病を治療していく上で、一番重要なことは日々の食事や運動といった生活習慣を見直し、定期的な通院や検査を継続することです。特に、糖尿病の治療を難しくする肥満(太っていること)、食事の偏り、運動不足については患者さんやご家族が自ら考えて新しい行動を起こし、解消していく必要があります。現在飛躍的に進歩している飲み薬や注射薬は、望ましい生活習慣を継続したときに初めて最大の効果が発揮されるのです。

 当科は、最新の薬物療法や検査に加えて糖尿病療養指導士の資格を持つ看護師や薬剤師、栄養士といった医師以外の職員も一丸となって患者さんが糖尿病とうまくお付き合いするためのサポートを行っています。糖尿病教室や栄養指導、フットケア、患者会に参加することで糖尿病の知識や治療意欲を高め、選択肢を増やすことも治療を継続する上で重要と考えています。

 当院は診療圏人口約100万人を支える総合病院で、妊娠・出産や大きな手術、感染症、高カロリー輸液など血糖が上がりやすい特殊な環境に遭遇するケースや心臓や腎臓の病気も抱えて治療が複雑な方も非常に多いですが、常勤の糖尿病専門医2名を含む総勢40名以上で構成される糖尿病サポートチームが他の科や部門と連携しながらきめ細かい診療や療養指導を行っています。また、専門的な検査や治療で状態が安定した方は地域の医療機関へかかりつけ医として診療のバトンタッチを行い、患者さんの状態に応じていつでも紹介してもらえるような病診連携の体制づくりにも力を注いでいます。