学習・実習について

基礎看護実習I

1年生が病棟見学実習をさせていただきました。
お忙しい中、ご指導ありがとうございました。
看護の現場に触れ、看護に対する関心がより高まったようです。これからが楽しみです。

【病棟見学実習要項】
1 実習目的 
1) 患者の生活環境を理解する。
2) 患者がどんな思いで入院生活を送っているか理解する。
3) 患者の健康状態に対応した医療や看護活動を知り、看護の役割について考える。
4) 患者との基本的なコミュニケーションが取れ、患者を尊重する。

46回生 高野愛子
  
脳外科なら脳外科の患者の症状に合わせた理想の環境があることがわかりました。脳の手術をすると循環器や呼吸器にも影響があること、そのためにモニターが4台あること、危険な患者さんの酸素飽和度などをそのモニターで観察できるようにしていることを知りました。また顔などに管を貼ることが多いため髭剃りや、CTやリハビリに行くことが多いが、自力で歩ける人が少ないため、ストレッチャーや車いすが多いことも脳外科の特徴だと思いました。

また、光や音など五感に刺激を与えられる環境づくりが脳外科の患者さんには必要だということがわかりました。今の病棟にはそれが足りないということも知りました。また、患者さん自身の一日の生活の流れにも刺激が少ないと感じました。毎日同じ時間に起きたり、ご飯を食べたりと、一日のリズムが変化することがありません。ベッドで寝ていることが多く(動けない場合を含め)カーテンも閉まっているので目から入ってくる刺激の量も少ないのではないかと思いました。家族の方が居なければ1人で居ることも多くなり、しゃべる事や声を聞くことも少ないのではないかと思いました。また、1人で閉じた狭い空間にいることによって精神面な不安や寂しさを感じることがあると思いました。

そういった一日を送る患者さんにとって看護師さんの存在の大きさに気付きました。意識がはっきりしているのか、声が届いているか聞いているのかわからない患者さんでも看護師さんのたくさんの声かけにまばたきしたり、手足を動かしたり、反応できるところで反応していて、患者さんの刺激になっていることがわかりました。

声かけは刺激を与えるだけではなく、患者さんを知るために重要なコミュニケーションにもなることがわかりました。コミュニケーションをとるときは相手の気持ちを確認することが大切で、そのためにもその場にあったあいさつが必要だということを教えていただきました。

患者さん達は治ることを信じて、自分の力を信じて懸命に毎日を過ごしていました。それを支える医師・看護師・助手さんのチームワークは強く、患者さんが治ることを信じる力をすごく感じ感動しました。

患者さんの反応や行動には驚くことばかりでした。リハビリ室に行った時に清拭を手伝わせていただいた患者さんがいました。清拭時には体を側臥位にするだけで痛がっているようでした。しかしリハビリでは泣きながらも一生懸命でリハビリの先生が「今日は昨日よりも動いているよ」と言っているのを聞いたときはすごいと思いました。毎日毎日少しずつでも良い方向に行こうと思う患者さんの反応や行動が支える人達、家族や医師・看護師達の力になるんだと思いました。

いつか医療の現場で働くときがきたら、何があってもあきらめず、患者さんの力を信じつづけ、サポートできる看護師に私もなりたいです。

46回生 平野麻衣

5-2B病棟は術前・術後の患者さんの気持ちに配慮した環境だった。手術前の緊張・不安を抱えている患者さんが他へ気を遣わなくてすむように多くの個室が準備されており、それぞれのお部屋には入院生活の流れを把握することができるようなファイルが備えられている。ファイルを読んで入院生活のイメージを患者さんが行うことができれば、それは不安の解消につながるだろう。
手術直後の患者さんにはナースステーションに隣接した回復室が提供され、術後という身体的にも精神的にも不安の多い時は、すぐに看護師や医師が対応できる環境に患者さんは置かれる。これは患者さんだけでなく、患者さんの家族にとっても安心感を与える環境である。手術後の痛みのために辛い思いをする患者さんのことを考え、やはり術後の患者さんにも多くの個室が用意されている。このように患者さんの入院生活のそれぞれの過程における心理をよく考慮した環境が整えられていた。

オリエンテーションで看護師さんが「患者さんが入院してきたときにはもうその患者さんが退院することを考えて、看護を提供している」と話してくださった。実際に術後の合併症を予防するために、手術直後から患者さんに血栓対策としてサージカルストッキングを着用してもらったり、下肢のマッサージが行われていた。
また術後の清拭の場面では、早期離床を促すために患者さん自身も身体を動かすような方法で清拭の看護が行われていた。その他に、なるべく早い時期から入浴を実施する、一日ずっと病室で横になっていないで、廊下を歩いてもらったり、散歩に連れ出すなど、患者さんの一日のスケジュールを退院後の生活に近づけるような工夫が見られた。このことから、看護師は患者さんの入院生活、退院後の生活といった全体の流れを把握しながら、いま患者さんは全体の流れの中でどの過程にあるのかを理解し、その上で次に患者さんにどのような処置が必要かを考えながら看護を行っていく必要があることを知った。

5-2B病棟に入院する患者さんは、手術前には手術やその後のことに対して不安を感じ、手術後は、術後の痛みによって辛い思いをしたり、人工肛門や胃の全摘出などによってもたらされる日常生活の変化に対して不安を抱えている患者さんが多い。

そのような患者さんの思いを考慮し、患者さんの状態に沿った看護を提供することで痛みや不安に対してケアしている。それは例えば、痛みに対して気分転換になる清拭だったり、日々の看護師の前向きで明るい声かけだったり、退院後の生活のためのストーマの交換指導や食事指導だったりである。このようなケアにより患者さんは、退院を目指すための努力をする気持ちになったり、退院後の新しい生活に希望がもてるように気持ちが変化していくのだと思った。

[ 2009年12月19日 UPDATE ]
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