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ナイチンゲールの卵たち

旭中央病院看護学⽣
ガンバリ⽇記

〜サヨナキドリ(⼩夜泣⿃)は旭で巣⽴つ〜

2023年4月12日(水) 61回生入学式

23.04.18

2023年4月12日(水)に

入学式が行われました!

ご入学おめでとうございます!

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入学式式辞(2023年度)  

61回生の皆様、本日はご入学誠におめでとうございます。またこれまで慈しみ育てて来られた保護者の皆様にもお祝い申し上げます。先程57名に入学を許可いたしました。 皆さんは高等学校3年間を未曽有の新型コロナウイルスの世界的流行の余波を受けて、体育祭や修学旅行等学生生活に欠かせないイベントを体験することなく高等学校を卒業されたことは極めて残念なことでした。  このような大きな制約ある高等学校生活でもしっかり勉強されて看護師の道を選択され、旭中央病院附属看護専門学校で一緒に学ぶ仲間に皆さんが加わったことを教職員一同大変嬉しく思います。  さて日本は世界が経験したことのない急速な少子高齢社会が進行中です。世界に目を向けると人類の共存共栄の世界観が大きく揺らいでいるように見えます。それでも命を守る医療・看護の本質は揺らぐことはありません。コロナ禍の世界で医療人をエッセンシャルワーカーと称したことがあります。医療は人間にとって本質的で必要不可欠ということでしょう。  皆さんが看護師の道を志した動機は様々とは思いますが、共通しているのは「病める人の支えになりたい」という崇高な意志だと思います。入学後、オリエンテーションを経て医学・看護学の基礎を学ぶためにまずは教室での講義が始まります。高等学校の講義と同じと勘違いしてはいけません。講義を理解できないと次のステップに進むことは出来ず、実習に進むことも出来ません。「何のために学ぶか」を常に考えながら勉強して下さい。本年度から電子教科書が導入されます。デジタル化によって利便性が向上する反面、課題を選択する力、調べる力、読む力、書く力等などがおろそかになることが危惧されます。 看護の基盤である、コミュニケーション能力、患者さんの心を読む能力等はデジタルで学ぶのは困難でしょう。若い健康な世代のみで構成される学校と違って将来皆さんが接する患者さん達は年齢、経験、人生観、価値観は様々です。 人生観や価値観の違いを理解し共有するには読書することをお勧めします。読書によって世界が広がることは皆さんが経験している通りです。ぜひ読書する習慣を培って下さい。生まれた地域や育った環境が異なる皆さんは縁あって同じ看護師を志す仲間としてこの学校に入学しました。早く友達をつくって下さい。これからの3年間勉強のみでなく友人どうしの絆を深めて楽しい青春の思い出をつくって下さい。皆さんが楽しい3年間を通して学業が成就するよう祈念申し上げ、私の祝辞と致します。

2023年4月12日 旭中央病院附属看護専門学校

学校長 伊良部徳次

Tel. 0479-63-8111

受付時間:8:30~17:00 / 休み:土、日、祝