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ナイチンゲールの卵たち

旭中央病院看護学⽣
ガンバリ⽇記

〜サヨナキドリ(⼩夜泣⿃)は旭で巣⽴つ〜

2022年3月4日(金)卒業式を行って

22.03.04

2022年3月4日(金)に卒業式を行いました。

❀ご卒業おめでとうございます❀

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卒業式 式辞(2021年度)

 本日はご卒業、誠におめでとうございます。皆様が希望に胸を膨らませて旭中央病院附属看護専門学校に入学してから3年が経ちました。この3年間で見違えるほど成長した諸君の晴れがましい姿を前にして感慨無量であります。保護者の皆さんにおかれましても万感胸に迫る思いがあるかと考えますが、残念ながら本年も保護者の皆様をお迎え出来ませんでした。  さて皆さんが学んだ3年間の内2年間は全世界を巻き込んだ新型コロナウイルス感染の影響でこれまで経験したことのない学園生活となりました。制限の多い窮屈な学生生活となりましたが、一方で医療を担う職業が健全な社会生活を支えているという当たり前のことに気付かされる2年間でもありました。 授業で、仕事で「リモート」という言葉が突然注目を集めましたが、相互の濃密な交流なしには人間社会は築けないことの確認にもなりました。 「人間にとって最大の贅沢とは人間関係における贅沢のことだ」とはある外国の作家の言葉です。この3年間に築き上げてきた、同じ目標に向かってひたすら努力してきた仲間との人間関係はこれからの諸君のかけがいのない貴重な財産となるはずです。 皆さんは卒業後、旭中央病院で社会人としての第一歩を踏み出すことになります。旭中央病院の、教育を大事にする文化・風土は全国の病院で広く知られています。1年目はおもにon the job training として研修を主体とした勤務になります。これまで学んだ知識・技能をもとに実際の患者さんのベッドサイド で看護に当たる訳ですが、戸惑う場面が少なくないと思います。皆さんの謙虚で真摯に学ぼうとする態度は先輩ナースや患者さんから信頼を得る第一歩です。そのためにも時間を守り、きちんと挨拶し、相手を思いやることを大事にして下さい。どのような職業でも生涯学習を自らに課すことが求められます。ことに人の命を預かる医療人にとって生涯自己研鑽はより高いレベルで求められます。旭中央病院では、看護の中核を担う人材として認定看護師・専門看護師の育成を進めています。是非新たなゴールを設定してチャレンジして下さい。忙しい毎日になると思いますがどうぞ心身の健康に注意を払って下さい。結びになりますが、皆さんの卒業を心から待ち望んでいた保護者及び関係者の方々の参加が叶わなかったことをお詫び申し上げると共に今後の皆さんの活躍を祈念申し上げて私の式辞と致します。

2022年3月4日

総合病院国保旭中央病院附属看護専門学校

学校長 伊良部徳次

Tel. 0479-63-8111

受付時間:8:30~17:00 / 休み:土、日、祝