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循環器内科(当科の特色)

診療体制

2017年4月時点の循環器内科スタッフ(3年目以上)は以下の総勢13名です。


神田順二(主任部長)、櫛田俊一(部長)、石脇光(部長)、宮地浩太郎(部長)、鈴木洋輝(医長)、早川直樹(医長)、サッキャサンディープ(医長)、菊地泰基(医員)、鴨志田淳一(医員)、金森敬彦(医員)、品田慶太郎(医員)、平野智士(医員)、荒川雅崇(医員)

 入院(病棟)や救急外来では上記のスタッフに加え、常時3〜5名の初期研修医が診療にあたることになります。入院患者さんの担当は4チームに分かれて受け持ち、ひとりの患者さんを複数の医師が診療するという体制が確立しています。月曜日と金曜日の朝には新入院カンファレンス、水曜日の朝にはスタッフ全員による『総回診』を行います。手術が必要と考えられる患者さんは、毎週水曜日夕方に開催される心臓外科との合同カンファレンスにて検討を行った上で、手術するかどうかを最終判断することとなります。

主な対象疾患と治療法

 当院は千葉県東総地域の中核病院であるため、循環器疾患についてもあらゆる疾患に対応できるよう日々研鑽を積んでいます。具体的に当科で診療している疾患名は診療実績欄の表1を、検査名は表2を、治療名は表3をそれぞれご参照ください。

急性心筋梗塞の治療(循環器内科部長)

医療設備

  • デジタルシネアンギオ装置2台
  • 心臓超音波装置(カラードプラー)4台
  • 血管内超音波診断装置1台
  • PET
  • SPECT
  • MRI
  • MDCT
  • PCPS
  • IABP等

得意分野

 当院での冠動脈カテーテル治療の歴史は1986年までさかのぼり、すでに30年近い長い歴史があります。その間様々な症例を経験してきており、治療適応の判断、治療法の選択、実際の治療法には定評があります。また末梢動脈のカテーテル治療も10年の歴史があり、治療の難しい例でも良好な成績を収めています。当院は心臓血管外科、血管外科がそれぞれ独立して存在しており、循環器内科でのカテーテル治療よりも手術治療が望ましいと判断された場合には、冠動脈、末梢動脈いずれにおきましても同一施設内で専門医による手術を受けることが可能です。
 毎日3名の救急待機制をとっており、急性心筋梗塞のカテーテル治療も速やかに行える状況が確立しており、その治療成績はきわめて良好(国内有数)となっています。
 不整脈分野にも複数の専門医が常勤しており、内科的治療はもちろんのこと、カテーテルアブレーション、ペースメーカー留置術も多数施行しています。

診療実績

 過去3年間の疾患別入院患者数(表1)、循環器系主要検査数(表2)、循環器系治療件数(表3)を示す。平成27年度は入院患者総数が1,991名で、当科開設以来最高の患者数を記録した。特に心不全と末梢動脈疾患の患者数増加が著しい。また経皮的冠動脈インターベンション(PCI)件数も728件と過去最高の件数を記録し、今や国内でも有数のPCI施行施設となっている。高齢化の進行と糖尿病患者の増加に伴い、末梢動脈疾患に対する各種検査数とカテーテル治療(PPI)件数が著明に増加しており、PPIは205件と前年の約2倍を記録した。ペースメーカー植込み術(電池交換含む)やカテーテルアブレーション数はやや減少を示したものの、今後は緩やかな増加が見込まれる。睡眠時無呼吸症候群の精査入院も当科で受け付けている。

表1 2013・2014・2015年度 疾患別入院患者数

疾患名 2013年 2014年 2015年
冠動脈疾患
(急性心筋梗塞)
850
(218)
730
(191)
841
(154)
心不全 304 374 388
不整脈 255 279 223
心臓弁膜症 86 70 67
心筋症 53 51 32
感染性心内膜炎 10 10 13
心筋炎、心膜疾患 14 15 20
肺性心・肺高血圧症 10 4 4
先天性心疾患 4 6 5
大動脈疾患 22 32 39
末梢動脈疾患 88 12 180
肺血栓塞栓症・静脈疾患 43 41 31
その他
(睡眠時無呼吸症候群)
175 211
(64)
148
(31)
合計 1,910 1,925 1,991

表2 2013・2014・2015年度 循環器系主要検査数

検査名 2013年 2014年 2015年
心電図 26,812 27,551 27,836
トレッドミル運動負荷心電図 310 317 260
ホルター心電図 1,038 1,001 945
経胸壁心エコー 9.762 10,324 10,413
経食道エコー 84 115 166
ABI/PWV 1,231 1,328 1,512
血管エコー 984 1,175 1,381
心臓カテーテル検査総数 1,730 1,604 1,669
冠動脈造影(CAG) 672 589 683
電気生理学的検査(EPS) 75 102 86
負荷心筋SPECT 564 507 564
冠動脈CT(320列) 1,168 1,125 1,133

表3 2013・2014・2015年度循環器系治療件数

治療名 2013年 2014年 2015年
冠動脈インターベンション(PCI)総数
 ステント使用人数
 薬物溶出ステント使用人数
674
616
428
616
555
367
728
656
560
上記の内、急性心筋梗塞に対するPCI 188 168 184
末梢動脈インターベンション(PPI) 98 102 205
カテーテルアブレーション 56 81 74
ペースメーカー植え込み術(電池交換含む) 110 104 71
ICD(植込み型除細動器)植込み術 22 20 13
CRT(心臓再同期療法) 15 20 16

科の特長

  主任部長以外のスタッフ医師は、全員20代〜40代のいわゆる“働き盛り”の医師であり、救急対応が迫られることの多い循環器疾患に対して体力的にも十分対応可能であることは科としての強みと言えます。治療内容も内科の中ではとりわけ集中力や体力を要する手技が多く、それらが実現可能な体制を維持しています。医師のマンパワーだけではなく、看護師、薬剤師、放射線技師、臨床工学士、理学療法士などコメディカルのマンパワーも充実していることが当院の最大の強みであり、あらゆる面からサポートが受けられる体制がとれています。

受診について

 外来の場合は、可能な限り『かかりつけ医』からの紹介状をご持参いただければ幸いです。紹介状がなくても当然診察はしますが、今までの経過がわかった方が、当院での検査や治療が進めやすくなります。初診外来につきましては、月曜から金曜まで連日循環器専門医が外来に出ており、紹介状持参の方は、優先的に循環器専門医の診察を受けることができます。 
 また再診外来については連日複数の医師が外来を担当しますので、当院での診療継続が必要と判断される場合には引き続き、当院循環器内科外来通院が可能です。しかしながら、医療連携体制が整ってきた現在においては、安定期の患者さんは地元の『かかりつけ医』に継続診療の依頼をすることが多くなってきています。
 なお、循環器疾患の多くは前兆なく突然症状が現われることも多く、急に強い胸痛・動悸・呼吸困難などの症状が自覚された場合は速やかに救命救急センター外来(24時間対応)を受診されることをお勧めします。

 

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