中央検査科

生理検査部門

循環機能検査

心電図・循環器検査は心電図検査、心臓超音波検査、無侵襲血管検査(超音波検査、ABI/PWV、SPP)などを行っており、すべての検査項目は日本光電社製の診断情報システムPrimeVitaを導入し、検査データを一元管理し、電子カルテとの連携を強化しています。
心電図検査は安静12誘導心電図検査、運動負荷検査、ホルター心電図検査を実施しており、記録時における患者さんの状態や緊急を要する心電図を記録した時の対応も、循環器内科の医師と連携し速やかに対処しています。安静12誘導心電図検査では年間2万件を超える件数になっております。

心臓超音波検査はPhilips社製EPIQ、同社製IE33、GE社製 LOGIQ E9、東芝製Aplio XGの4台を設置し、スクリーニングから各種心疾患、術前・術後のフォロー等、幅広く行っています。
特にEPIQにおいては3D経食道超音波検査を行えるようになり、将来的に経カテーテル的大動脈弁留置術(TAVI)に必要な有力な情報を収集する事が可能になりました。

無侵襲血管検査は動脈疾患(ABI/PWV、SPP、超音波検査)を行っています。主に下肢の末梢動脈疾患(PAD)を対象とし、ABI/PWV、SPP、超音波検査は年々増加傾向にあります。特に閉塞性動脈硬化症(ASO)の治療前後における血管内治療の可否や治療効果のスクリーニングに有用であります。静脈疾患では、深部静脈血栓症(DVT)の超音波検査を中心に行っています。手術件数も多いため、こちらも年々増加傾向にあります。

呼吸機能検査

肺の状態や機能を調べる検査室で、スクリーニング検査として肺活量・努力性肺活量を行なっており、肺活量は換気機能、努力性肺活量は気道病変やCOPO診断に役立ちます。精密検査として不均等分布、肺拡散能、機能的残気量を測定し、末梢気道の状態や肺胞レベルの病態を臨床へ提供しています。また、喘息専門外来では、スクリーニングに加えて喘息の原因の1つである気道炎症を反映する呼気NOと気道抵抗も行なっています。

心臓リハビリテーション検査CPXは、医師、臨床検査技師、リハビリ技師と連携をはかりながら行なっています。検査結果は生理システムにより一元管理されています。

脳・神経機能検査

脳波検査室は中枢神経から末梢神経および筋肉における機能検査を担当しており、脳波検査、誘発電位検査(ABR、SEP、VEP)、筋電図検査(神経伝導速度、針筋電図など)、平衡機能検査(重心動揺検査、電気眼振図検査)、熱画像検査、睡眠時無呼吸症候群の検査として睡眠ポリグラフ(PSG)などを行っています。また耳鼻咽喉科外来での聴力検査と検診センターでの無散瞳眼底撮影を行っています。平成24年からは脳神経検査システム(CNN)を介して、電子カルテから直接脳波波形の参照編集と判読レポート作成が可能となっています。

超音波検査

当院の超音波検査室では、超音波担当医・超音波検査士が中心となり各科担当医師と連携をとりながら、腹部超音波検査(肝臓・胆嚢・胆管・膵臓・脾臓・腎臓・腹部大動脈・消化管など)、表在超音波検査(甲状腺・乳腺・リンパ節など)、血管超音波検査(頸動脈・透析血管など)、造影超音波検査(消化器医師による特殊検査)をスクリーニングから精密検査に至るまで行い、迅速で的確な超音波診断をめざしています。至急検査は、即日に施行しています。また、近隣の先生方から紹介して頂いた患者さんの検査も当院の診療科を通じて対応をしています。臨床検査技師と医師によって検査から診断を行い、判読レポートを作成し報告をしております。生理検査システムによる患者さんの情報と超音波画像は一元管理されており、電子カルテからの参照が可能となり臨床診断への情報提供を行っています。

検査領域 検査部位 依頼科
腹部 肝臓・胆嚢・胆管・膵臓・脾臓・腎臓・副腎・膀胱 内科・外科・消化器内科・泌尿器科・小児科
前立腺・子宮・卵巣・消化管(胃・腸管・虫垂)
腹部血管・リンパ節など
体表 乳腺・甲状腺・副甲状腺 内科・外科・耳鼻科
皮下・軟部組織・リンパ節など 皮膚科・形成外科・歯口科・小児科
血管 頸動脈 脳外科・内科(糖尿病・循環器)
透析血管 透析科
腎動脈・側頭動脈など 内科
特殊検査 腹部造影超音波検査 内科(消化器内科)

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