スクールライフ

2010年4月9日 新年度スタート

               平成22年度のスタートにあたり
            ―48回生 66名を迎えてー

 
 桜の花が4月9日の入学式を待っていてくれたように柔らかい日差しの中で満開となりました。新病院の工事が始まってから集合写真は管理棟玄関から看護学校玄関へと移動し、写真の背景も雄々しい松から校舎に映える優しい桜に変わりました。「春に3日の晴れ間なし」という諺のように菜種梅雨が続く中、入学式の前1週間は毎日天気予報を気にする日々が毎年の習慣となっていました。今年の入学式は満開の桜をバックにピカピカの66名の新入生が写真に収まりました。 

 入学生の状況は現役が7割(うち推薦入試5割)であり年々大学や専門学校卒、社会人経験者が増加していています。また、千葉県内と茨城県者出身者が全体の82%を占めており地元志向が伺えます。看護師の定着の意味も含め地元の指定高校を対象に推薦入試制度を導入してから9年目が経過し着実にその成果を上げてきています。
 平成20年度より2クラス制が導入され、今年で全学年2クラス学生総数186名(内男子32名)を抱える県内でも有数な大規模校となりました。入学時の学力は決して高いとは言い難い学生たちですが、看護の学習を通し興味、関心を高め自身も気づかなかった能力を発揮して欲しいと願うばかりです。また多くの学生達にとって最後の学生生活になるかと思うと、学校生活を通し、よき友、理想とする看護師さんと出逢い、患者さんから多くの学びを得て深みのある人間に成長して欲しいと思っています。
 近年、全国の看護専門学校が抱える問題として簡単な分数、割合などの計算、日常的に使用する漢字の読み書き等が出来ない学生の増加があります。ゆとり教育の陰は当校も例外ではなく医療事故につながる危険を孕んでいます。高校の教科書をみると解剖生理学の基礎は既に学習が済んでいるようにも思えますが「教えたことと理解したことは違う!」ことを実感する日々です。国家試験受験を前に解剖生理の復習から開始しなければならない現状をみるにつれ教えることを強化するのではなく、学生が自らの頭を使って知識を得ていく、主客顚倒の発想の必要性を痛感しています。
 とはいえ、当校の学生達はとても優しく、助言に素直に耳を傾けることができ、3学年がまるで3兄弟(姉妹)のようです。人は認められることで人を条件なしに認めることが出来ます。人は反面教師にはなかなかなれないものだと思います。多感な青年期にある学生達は看護の学習を通じアイデンティティーを形成していきます。それだけにこの時期の挫折は人生行路に大きな影を落としていきます。
教職員一同、学生達の人生につきあう気持ちで今年も学生1人1人と向き合いたいと思います。講師の方々を始め病院職員の方々、本年度も御支援のほどよろしくお願い致します。

                                                 教務長 河合 節子


[ 2010年05月21日 UPDATE ]
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